海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

昨日思った事

最近の教育を巡る議論を眺めていて気が付くのは「教育の問題を解決するには、私の主張するdisciplineを押し拡げて行けば良い」と言う構造を持つ意見の声高さだ(教育基本法の改定も同じロジックの上にある)。実際には教わる側の特性は千差万別なので、あるdisciplineが肌に合う人もいればそうでない人もいる。だから特定のdisciplineが勢力を伸ばすことは、問題のありかを移動させる事にしかならない。とはいえ、政治家や企業のお偉いさんのような人たちが、教育に関してこういう考え方をしてしまうのはわからないでもない。現場を知らないのだもの。それよりがっくりするのは、教員が上のような意見を述べるところに出くわした時だ。そのような主張をするということは、自分が対している相手をちゃんとは把握できていない事を意味していて、にも関わらず、自分は正しい処方箋を持っていると考えているわけで、その滑稽さに早く気が付いて欲しいものだと私は思う。