海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

講演初日

今日から講演本番。ササグモのオスが父性確保のために事が済んだ相手の交尾器を引きちぎっている可能性について、ひょっとしてギンメッキやサガオニでも起こっている?熊本の洞窟にいるコウモリは、繁殖の際にはもっと暖かい鹿児島の洞窟に移動しているらしい(←こんな話をなぜクモ学会で?)。それ自体は、へーそうか、という話なんだけど、後から良く考えてみれば、おそらくコウモリは一気に熊本から鹿児島にいけるわけじゃなかろうし、多分途中でいくつも洞窟を経由するんだろう。でも、行き当たりばったりに洞窟を探すのは、超音波知覚だけに頼る夜行性の動物には難しかろうはずで、ということは、彼らはその宿泊地の場所をあらかじめ知っているってことになる。もし、それがそうなら、移動ルートを知っているコウモリが知らないコウモリを導いてやっているだろうはずで、ってことはコウモリって群れで渡りをしているって事?これってコウモリ屋さんの常識?ってな事を考えた。

懇親会は赤水温泉の白雲山荘というところ。大会参加者の多くが投宿しているところでもある(ウチは家族連れなので、少し離れた阿蘇プリ)。で、阿蘇プリでも懇親会でも、料理は海の幸が妙に目立ったのだな。阿蘇なのに何故?というか山の中だからこそ珍しい海産物を出すのが歓迎というものなのかも。

私が講演を聴きながらあらぬ事を考えたりしている間、ヨメサンと子供はカドリードミニオンというところに行って来たらしい。一言で要約すると熊のサーカスなんだそうだ。面白いらしい。