海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

春の味覚

今日帰ってくるはずだったヨメサン子供であるが、あまりにジジババのウチが楽しかったらしく、もう一日滞在を延長するとか。ということで今日も自炊。夕方、何も考えずにスーパーに出かけて、菜の花を見つけたらどうしてもこれを食べなきゃいけないような気がした。春だし。で、当然合わせるなら豚肉で、人参も一緒に炒めて食べた。塩こしょうして醤油をまわしかけたのだけど、菜の花の味が醤油に負けたのか、あまり感じられなくて悲しかった。

若い頃一人暮らしが長かったので、一通りの料理はできたのだけど、結婚してからはヨメサンに任せっきりになった。というのもヨメサンの方が美味しい料理を作るからだ。適材適所。そうしているうちに、こちらの腕がすっかりなまってしまって、たまに料理を作るとその度に敗北感にうちひしがれる。

たらの芽も売っていた。ここは本来天ぷらだけれども、ここだけの話、私は揚げ物を作った経験がないのだな。一人暮らしを始めるにあたって、母親に料理を習ったときに「揚げ物は危ないから、必要がなければやめときなさい」と言われたからである。母親的には当時「揚げ物は経験値が上がってきてからで良い」と思って、そのまま後のフォローを忘れてしまっただけなのだろうけど、私的には最初の言明を解除する指令が未だ来ていない以上、それを忠実に守っていたのだな。バカみたいな気もするが、親というのはそんな風に子供にとって呪いとして機能する可能性があるわけだから、自分も気をつけなくては、という話。

論文読みのレポート作成。文章はほぼ出来上がっているのだけど、最終的な判定をどうするかが定まらない。こういうときは一晩寝かすが吉。