海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

若鳥

朝、ゴミを出して戻ってきたヨメサンが、スズメのヒナがいると言う。見に行くと、確かにまだ雛毛が頭とかに残っているスズメが、両壁に挟まれたマンションの狭い廊下部分をちょんちょんと歩き回って、こちらが近づいても飛び立とうとしない。むー、これは巣立ち練習中に事故で飛べなくなったか?とか思っていたら、ヨメサンが掬い上げて胸の高さまで持ち上げてやったら、なんだい飛べるじゃないか。ということでスズメはどこかに行ってしまい、世は万事事もなし。

どうやらある程度は飛べるようになったのだけど、まだ真上方向には飛べない状態で、狭い通路にうっかり落ち込んで途方に暮れていたというのが真相らしい。で、持ち上げられると斜め水平方向にたっぷりと空間ができ、それで助走(というのか?)ができるので飛び立ったらしい。若いってのは、まだ自由が効かないって事なんだな。

それにしても、朝の一番忙しい時期に全ての準備をうっちゃって、このスズメのヒナちゃんを助けてやることで頭がいっぱいになるヨメサンはラブリーだと思う。いろんな意味で。別に、上の子が幼稚園に遅刻したって構わないよね。