海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

避けるべき事

日本の高等教育を支える国家的事業の日。私も今年は4年ぶりに動員される。4年ぶりと言う事は、すなわち私も悪名高きリスニング試験なるものを初体験である。どきどき。

で、大物はトリに来るのであって、午前中は公民と地歴。受験生は最初に受ける科目の時、集合から試験開始までの待機時間中に受験票の写真にシールを貼るという作業をしなくちゃならない。こちらとしてはそのシールを配布する時間が余分に必要だ。と言う事で、待機時間は最初の公民のときだけ20分と、通常の15分より5分余計に取られている。それが、ウチの会場では公民を受ける人はほとんどいなくて、初めて試験を受ける人が一番多いのは次の地歴だったのだな。つまり待機時間をもっとも必要とするのは地歴の時だったと言う。

まったくもうお上ももう少し現場の事を考えて制度設計してくれよプンプンと思っていたら、ニュースによると公民の受験率は56%強、地歴で66%強と言う事なので、全体でみると待機時間の配分は合理的っぽい。

それにしても公民も歴史もすっかり頭から知識が抜けてしまったので、今や問題を見てもさっぱりだけれども、地理だけは常識で解ける問題があるから、こんな私でも無力感にとらわれなくてよい。この勉強しなくても地理はなんとかなると言う傾向は昔から変わらないのだなあ。

午後はまず国語。現代文は二つとも面白い文章でつい読みふける。英語は、くだけた表現を扱う問題が、私が受験生だった頃より増えているような気がしたけど、そうなんでしょうか?

てな事考えているうちにリスニングが近づいてくる。もうその頃はとっぷりと日が暮れているわけで、ウチでは監督の待機場所に軽食が用意されていたりする。リスニング試験で監督がやってはいけない事の最たるものは音を出す事であって、これは空腹でお腹を鳴らせたりしないようにとの配慮であろうと解釈する。配慮には応えねばならないので、10分もない休み時間の間にがーっと食べるのだな。で、いや増す緊張の中会場に赴き、プレーヤーやらを配っていると、今食べたものがお腹を蠕動させるのだ。で、動くと内容物は上から下に流れるのであって、それに伴いいわゆる屁意が催されてきて往生した。リスニングの時だけはやってはいけない。