海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

向き不向き

上の子の入学時に学校から図書カードをもらったので、使うべく駅前の本屋に。児童書のコーナーで物色させていると、ふと私の目に留まったのが「闘技場―フレドリック・ブラウン・コレクション」と「海竜めざめる」。福音館書店が「ボクラノエスエフ」というシリーズで最近出したらしい。子供向けにはあまりに渋いセレクション。いや、だけどオジサンはこのシリーズを応援する。まだ上の子には早すぎるけれど。

闘技場 (ボクラノSFシリーズ)

闘技場 (ボクラノSFシリーズ)

海竜めざめる (ボクラノSF)

海竜めざめる (ボクラノSF)

ついに村上春樹に手を出して「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んだ。結論から言うと、良さがわからなかったー。因果関係に基づく物語なら私も理解できるのだけれど、メタファーや物語と関わらない情景描写が過剰になると、私の心はどこかへさ迷いだしていくのだな。端的に言って、文学は苦手なのよ。あと、読んでいる途中は、どうしてこの本は「ハードボイルド・ワンダーランドと世界の終わり」じゃないのだろうか?と不思議だった。で結末を読んで「それはないよ」と思ったものの、なぜタイトルがそのような順序になっていたかは納得した。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)