海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

Cheerio!

お役目を終えたゴミグモを長崎に送り帰した。明日S宮さんの手によって稲佐山に放される予定。よく働いてくれたありがとう。しかし今年は例年より二週間遅れのスケジュールとは言え、25個体採集してそのうち14個体をこちらで死なせてしまった。死なせたと書いたけれども、その多くは普通に網を張って餌も食べていたのが突然動かなくなっちゃったもので、何ともしようがなかった。変な事は他にもあって、餌を拒絶するハンストゴミグモの事は既に書いたが、餌がかかるとその場所まで走っていくのはいいが、餌に触れるとビックリしてホームポジションに戻り、しかる後に再び同じ餌を発見して走っていくと言う事を延々繰り返す個体が複数いたのも奇妙な事だ。まさかヒラタアブだけを餌にしている偏食が問題を引き起こしてたりするのだろうか?

そんなヒラタアブを採るのは主に学内の草地と近くの川の河原のハルジオン群落だけれども、この週末から今日にかけて、そのほとんどが刈られてしまった。データ取りにもたついて、後1週間も飼わなきゃいけなかったら破綻してたかもしれない。薄氷薄氷。