海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

東京の日本人

上の子の絵が、選ばれて市の小学生図画工作展に出展されたので、みんなで見に行く。親バカ的にはこんな誇らしい事はないわけよ。上の子は小さな頃から、既存の絵の常識にとらわれない自由な絵を描くので(←いわゆるキレイな絵が描けないという意味)、そういうのが評価されたに違いない、とわくわくして見てみたら、思ったより普通の絵になっていた。太陽を赤丸に放射状に伸びる線で表現するなんてどこで覚えてしまったんだろうか。

週末二日を潰して採点完了。「以下の用語から3つを選び、説明しなさい」と書いて下に用語をずらずら羅列する、という形式の問題を良く作る。すると少なからぬ学生が、この問題に対して用語3つを含んだ1つの文章をムリヤリ作って回答してくる。そういうのでも、語の意味が判っているかどうか読み取れる場合はできるだけ点を与えているし、問題文に対してヨメサンは「これは答えを3つ書くという以外には読み取れない」と言ってくれるけど、こういう回答に出くわすと「オレの日本語運用には何か重大な問題があるんじゃなかろうか」と心の腑が冷える思いがしてよろしくない。何かもっと誤解を減らすような上手い問題文の書き方がないものだろうか。ちなみに「それぞれ説明しなさい」という表記を試した事もあるけど、目に見える改善はなかった。無粋だけど「1つの文章を作るのではありません」とか注記するのかなあ。