海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

極東の新世界

さらに暑い。一応ウチにもエアコンが一台あるのだけれど、これが結婚した時に買った10年物で、引っ越しも三回経験し、かつ今の家は東京(多摩だけど)時代より少し広くてエアコンの能力的にももう足らないのであるな。で、暑くてもできるだけエアコンはつけないようにしているけれども、夏休みになるとウチの子の東京のお友達が何組も遊びに来てくれる予定になっており、さすがにお客様をこの灼熱地獄の中に迎えるわけにはいかないので、やむなくエアコンを買いに出かけた午前中。家電量販店には、一台も扇風機が置いてなかったと言う。エアコンも品薄で、今のよりもパワフルな機種が必要と言う事もあり、想像以上の出費と相成る。今年はボーが少ないんだけどなあ。でもまあ、子供が病気になったりするかもしれないし、そういうときにこの灼熱地獄はかわいそうなので、まあ保険ですよ保険。

午後は昨日に引き続き日本語原稿を読む予定だったのだけれど、ヨメサンと上の子がオーケストラを聞きに行くと言う。ドヴォルザークの「新世界より」。突然どうしたんだヨメサン。一人3000円らしく、冷房の効いた場所で昼寝する料金にしては(しかもイスで寝る)ちょっと高くないかい?とか言っていても仕方がない。場所は、ウチから淀川をはさんだ向こう側。この淀川、右岸と左岸を公共交通機関で行き来するのは大変面倒な地理的障壁となっており、すなわち私が車で送っていく事になる。15分ほどの距離なのに、電車で行くには京都まで出なくちゃならない不条理。それはともかく、コンサートの間、ぶーちんと過ごす事になったわけだ。最初は喫茶店に連れてって、マンガでも読まさせて私は仕事しようかと思ったけれど、その図を想像するに、なんか寒々とした光景であって、まあなんとかなるかと思って、川遊びしたいというぶーちんと、こちらのお友達を誘ってウチが借りている畑近くの川に。割と本格的な川遊びのできるところで、わき水が出ているのか水温のとても低いところがあったり、淵に飛び込む子供がいたり、大人は河原(高架下で日陰になってる)でバーベキューしたり。これは東京のお友達を連れてくればよかろうもん、という。オイカワ、ヨシノボリ、ヤゴ数種、カワゲラの幼虫、サワガニ、スジエビ、ヌマエビなど採る。石をめくれば、ちゃんとカゲロウやトビケラの幼虫もいた。

夕方再びヨメサン上の子を迎えに淀川を渡る。ヨメサンが「遠き山に日は落ちて」を日本の唱歌だと思っていた事が判明。「だって歌詞が日本語じゃないよ」。ってか、どうしてそれでコンサートに行こうなんて思ったんだろうか?