海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

第三の大罪

地域の川の市民生き物調査に家族で参加。先週もおんなじ様な事をした気がするが、まあそれは良い。大勢の人が集まって魚やサワガニを採っているので、こちらはマニアックに活動しようと、配布されたバットに、石の裏についた小動物を集める。こういうのは院生時代に吉野川で調査のお手伝いをして以来。ウズムシとか採れて面白くなってきたので、範囲外にまででて川岸の草の下とかガサガサしていると、なんだか川から人が上がってるのが見える。これは何かあるに違いないと近寄っていくと、いきなりマスの放流が始まった!一斉に河原から突入していく人々。うーむ、どうもただの市民生き物調査にしては、大勢集客できていると思っていたが、これが餌だったのか。しかし、こういう事をしては環境意識の啓発にならんじゃないか、と呆然とする。網を持って走り回る子供らに罪はないけど、ええ年したオッサンたちが、お膳立てされたつかみ取りイベントに出てきて、仏頂面で網を川面に突っ込んでいる姿は、まさに強欲を絵に描いたような光景。河原から見ていてあまり気持ちの良いものではなかった。