海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

二仕事

今週三度目の新幹線で二度目の東京行き。まるで忙しいビジネスマンのようだけど、実態は毎月恒例のクモ調査。予定では研究室の方のクモの世話はもう終わっていたはずなのだけど、今年の子達は機嫌が悪かったので未だ実験は終わらず。という事で、まずは研究室に出てルーチンの作業をする。で、東京(多摩だけど)では今日中にクモを採集しなくちゃならず、そのためにはどんなに遅くても3時には着かなきゃならない。逆算すると、研究室にいられるのは11時まで。昨日のように作業に4時間かかるのなら、、、という事で今週三度目の5時半起き。だけど行ってみると今日はあまり網を張っておらず作業は10時には終わり、東に向かう車中の人となる。途中、中央線が止ってるとの報に接するも東京に着いた頃には解消していて、予定より1時間早く現地着。さてクモだけど、いつも6月はギンメッキの端境で密度が減るのだけど、今年もご他聞に漏れず、採集スピードが上がらない。通常の半分くらいのペースか。で、蒸し暑いし、虫よけスプレー持ってくるのをすっかり忘れてたので蚊にわんさかたかられるしで、睡眠不足もある中疲弊してくるところ、何とか踏みとどまって採集を続ける。畑が草ボーボーになってたり、私の部屋のあった建物の下の斜面にびっしり生えていたササが全面刈り取られていて呆然としたり。いやそんなことは良くって、クモは結局古巣のキャンパスだけでは足らず、野川沿いにムサコまで出張ってほぼ予定数を取り終えて電車で国分寺に戻ってチェックイン。ともかくもシャワーを浴びて、泥と汗の塊から人間のようなものに戻ってから再び駅に。離れてから1年以上立ってるのに、変わらず一緒に飲んでくれる先生たち学生さんたちに感謝。学生が12時過ぎに帰っていってからが大人の時間で、自己規制も解けて古巣の政治状況など聞く。今さらオレがそんなの聴いても何の助けにもならないのだけど、いいんだオレは後ろ向きに人生を過ごす事に何の躊躇いもないから。で、楽しくて26時半まで飲んでいる。今やこういう事ができるのも、こっちに来た時だけだからなあ。