海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

大汗で冷や汗

徒労の予感は士気に大きく影響するわけで、今日は目覚まし止めてウッカリ30分二度寝。食パンくわえて慌てて駆け出しいつもより15分遅れで調査開始。そうこうしてくるとパラパラしてくる。まあそうひどいことにはなるまいと作業を続けると、やっぱりすぐやむのであるよ。そうこうして一時間ほど過ぎ、またパラパラ。もう、と思っているとボツボツっと来て、剣呑な雰囲気になったので屋根のあるところに退避。すると急に土砂降りに。間一髪。ヒヤヒヤー、とか思って15分ほども雨宿りをしていた頃、突然首からかけている一眼レフのシャッターが下りる音がする。はて?と見るとレンズも細かく動いている。?と取りあえず電源をオフにして、もう一度オンにすると何もしないのにシャッターが下りる。げげ、と思っていろいろいじるも8割ほどのボタン・ダイヤルが反応しなくなっているじゃないか。バッテリーやレンズを外してみてもやっぱりだめ。ガーンこれはどう見ても故障してる。。。まだ購入して半年ほどなので、保証期間内だからいいんだけど、明日明後日の調査はどうしよう(今日はそこそこの個体数既に押さえてあった)。。。で、一時間程雨宿りするうちに雨も上がって慌てて宿に帰り、キ○ノンの修理センターに電話。旅先なので保証書持ってないんだけどどうしたらいい?というので30分ほど交渉。なんとかなりそうなので新宿まで持っていく。途中お昼ご飯を食べにお店に寄ったら、引っ越しちゃって今はいるはずのない幼稚園のお友達がいて、自分の事は棚に上げてビックリ。で、修理センターで状況を説明すると、雨の中で撮影されませんでしたか?と聞かれ、これは有償修理になるかもしれんと言われる。あれくらいのポツポツで水が入って壊れるんじゃ、外で使えないって事やんかよ、と不満を述べるが、受け付けてくれない。しかし、よくよく考えてみると雨の中では撮影していないが、暑いので滝のようにかく汗がポタポタかかった可能性は否定できない。いやそれでも、もしそんなんで壊れるんじゃ夏に外で撮影できないって事やんかよ、ともう一度不満を述べるが、相手にしてもらえない。しかし、通常の使用で壊れたのを直すのが保証ってもんで汗かきながらの撮影は通常使用の範疇だと思ってたが違うんだろうか。という事で、ここですったもんだしたのだけれども、ともかくも折り合いがついて、カメラを預けてくる。さあ明日からどうするかと考える。その結果、写真はクモの体の模様を記録するために使っているのだけれど、野外での撮影だから、こちらとしても制度を要求するわけではなく、大体のメモの代わりに使っていたもので、元々はクモの体の模様をおおまかにいくつかにランク分けして目で分類しようと思っていたくらいだから、まあカメラが無くても何とかなるだろうと結論づける。模様をラフにスケッチすればいいやんと、いつにもましてローテクな解決策に頼る事にする。で、気持ちが落ち着いて夕方のセッションに。すると、一個体網がそのままなのにクモがいないというメアリーセレスト号状態のケースに遭遇。このクモは雨でも引っ越ししないし、そもそも引っ越しするは昼間はしないし、引っ越す時は網を回収していくわけで、こうなるのは網上でクモが食われた時しかないと言えるわけ。つまりついに被捕食の記録に成功!!のべ1600個体・時間の観察で一回食われるくらいの頻度なのかあ。こりゃ調査は大変ですだ。

すっかり気を良くして、昔の同僚の部屋を訪ねる。ちょうど今晩一人で夕食を取られると言う話だったので飲みに行く事に。11時半まで飲んで、楽しかったのよ。