海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

演歌まで薄皮一枚の距離

日が変わって一時間。進んだ距離はわずか3km。これなら高速封鎖を知った瞬間に糸魚川に回る事を決断していたら、大回りでももう高速に乗れていたはず、と後悔しても先に立たず。伊北まで残り20km強。このペースなら到着は7時過ぎ。そこから300kmはどう考えても3時間はかかる。子供はもう絶望かも。。。一応私の予定には間に合うけれど、でも空を観ると晴れていたはずの空からまた雪が舞いはじめるじゃないか。再び伊北以降が止ったり関ヶ原で梯団とかあった日には私までアウトだ。困ったなあ。と、道が善知鳥峠にかかる頃にやっとノロノロ動き始める。時速10kmがこんなに速いなんて!まるで夢のよう。途中対向車線に動けなくなったトラックが何台かいたから、きっとこっちにも同じようなのがいてこんなに動かなかったに違いない、と合点する。そして、やっとの思いで2時半頃高速に。中津川までチェーン規制で、最初はまだ路面に少し雪が残っていた事もあり慎重に走って6時半に帰宅。完徹に近い11時間を一人で運転しきれたのは、こんなこともあろうかとあらかじめiPodに作成していた70年代日本の歌謡曲のプレイリスト。いやあこの歳になると昔の曲の歌詞が染みるもんで、曲にあわせて大声で歌っているとあんまり眠くならなくてすんだのよ。「まちぶせ」とか「セカンドラブ」とか、もうたまらん。これは次回のスキー行のために更なる充実を図らねばならぬ。それにしても、私の長いスキー人生の中で最も長時間かかった帰路であった事だ。

で、さすがに眠いので二時間仮眠してから大学へ。今日は卒論の提出締め切りなのでサボるわけには行かないのだな。で、集まってきた4年生の原稿の最終チェックをして提出させて無事終わり。授業二コマして、最後の最後でドタバタ。私的には腑に落ちない展開。なんかこれって、実質のないある種のマウンティングゲームに見えるから。