海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

正直は金

試験の採点。今回は課題をあらかじめ出すフル持ち込み可の論述式にした。これ、レポートと何が違うのか?って話になるのだが、ともかく建前上は「試験」で通している。一応教室に受講生集めて制限時間内で書き上げさせるので「試験」であると抗弁はできるってもんだ。いや、どうしてあくまで「試験」としているかというと、「レポートで評価」と思われると、単位がとりやすいと思い込んで履修する学生が増え、授業が荒れがちになるからだな。実際、このやり方でも必ずしも単位が採りやすいわけではなくて、今回も15%ほどの学生を不可にした。課題で求められる事について授業中に丁寧に説明したにも関わらず、それを満たさないのであれば不可にせざるを得ない。説明は三週間前に行い、その翌週と翌々週は「前回休んで説明聞いていない人がいれば説明するので手を上げてください」と言ったけれど誰も手が上がらなかったので、「ホントに良いんですか?」とか言いながら、それ以上は説明しなかったのだな。なので課題をちゃんと理解していなかった学生は、おそらく丁寧な説明をした会には講義に出てきておらず、その後の機会も自分が休んだ事が明らかになるのを嫌って手を上げなかったのではないかと推察される。授業休んでも責めたりしないってのも何度も言ってるんだけど、この推察が正しければ、なかなかわかってもらえてないということを意味するのであろう。