海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

リスクマネジメント

台風で、JRが午後遅くから運行停止になると言う。私は関係ないが、今日は多くの私学で祝日授業のはず。これはどういう対応になるのか楽しみじゃわい、と昨日の夜からいろんな大学サイトをチェックしてみる。いや、台風による休講の判断って、日中に警報が出たり電車が止まったりする場合は難しくないけど、朝行くかどうかを判断するのは難しいので、普通は何時までにどうだったらお休み、というルールがあるわけだけど、あらかじめ日中に電車が止まるケースってのは初めての事例のはずで、こういう未知の事態への対応に各大学の力が問われると思ったからだな。いや、JRが止まるなら帰れなくなる学生・職員は必ずいるはずで、それがあらかじめわかっているなら、午後の休講は一瞬で到達できる結論だと思うのだけど、こういうのでもグズグズ決められないのが大学ってものだから。で、見ていると朝6時台に兵庫に警報発令。これは異様に早い。で、当然兵庫の大学は朝から休講でややこしい事はなし。で、京都はどうかいなと思って見ていると朝の段階で午後から休講を告知しているところと、通り一遍の休講基準を掲げているところと、対応が分かれたのであるよ。ほほう、この時点でもまだ対応できないところがあるのねー、興味深いねーとか思っていたら、10時15分に京都も警報発令。これは二時間目も休講やん。これなら最初っから全面休講にしとけばみんなハッピーだったんじゃないの?もともと祝日だし、とか思うわけだけど、どことは言わんが、おそらく二時間目もそのまま授業を続けたところがあった様子で、目を疑う。邪推するに、先週も台風で午前中休講だったわけで、補講のスケジュール組みを考えると、今日の休講を午後のみに留められれば都合が良いと言う判断が影響したのではなかろうか?もしこの邪推が当たってるとしたら、それって学生の安全より、言っちゃあなんだがどうでも良い事務的な都合を優先させたって事になってヤバいんじゃないの?半期15回の授業を確保するため、と言ったって、それって絶対の基準じゃない事は先の震災の時に明らかになった通り。もし二時間目の授業に出た学生が帰り道でトラブルに巻き込まれたら、非難轟々になるところだよ。

しかしJRの対応は素晴らしいと思う。何度も言うけど、こんな日はみんな休むべきなんですよ。交通インフラがこういう対応をとってくれれば多くの人が休めて素晴らしいわけ。ウチの最寄のスーパーも夕方から閉めちゃって、閉店作業を終えて帰るところの社員さんとすれ違ったけれど、なんか少し嬉しそうで良かったじゃない、と。JRには、この件で非難を向ける人も出てくるかもしれないけれど、毅然として今後もこの対応で行って欲しいものです。