海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

陽の目

ハイジの国の共同研究者から、私があまり働かなかった共著者であるところの某論文がアクセプトされたとのメールが来る。ひゃっほう。いや、9月の半ばにrevisionしろと言われていたのを、共同研究者が直してくれて、再投稿したよとメールが来たのが、こちらの朝4時。返事書かなきゃと思っていたらば、13時にアクセプトされた!というメールがまた来てビックリ。修正稿とは言え、ムチャ速いわこれ。いやしかし、この論文、最初にアイデアを持ちかけられて共同研究しようねと言い出したのが2000年で、翌年翌々年に私がデータを取ってハイジの国に送ったのだけど、その後諸般の事情で滞りに滞り、その間、スピンオフで二本論文書いたりしたわけだけど、ともかくも14年越しに元々考えていたことが形になったのは大変感慨深い。データを送ってからの解析やテキスト作成には私はほとんど関わってなかったのだけど、これだけ滞ると短気な私なら気持ちがめげてどこかで投げ出しそうなところ(実際、スピンオフがあったから十分と思ってあきらめてた)、成果に結びついたのは、大変な状況にも係わらずたゆまずプロジェクトに取り組み続けた共同研究者のおかげであるよ。なんかこういうところに西洋の科学力の底力を見る気がする。日ごろは不遜な私であるけれども、今回ばかりは頭が下がります。というわけで、来年は少なくとも1本は業績を確保。今年は英語論文が出ないことが確定しているので、ホッとする流れである。