海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

世代交替

実家の庭には梅の木があって、この時期は収穫を私の父がするわけだが、もうええオッサンであるところの私の父親だから、ええ年どころの騒ぎじゃないわけだ。で、高いところの実を採るのに脚立に乗って落ちて骨折でもされたらかなわんので、上の子を伴って手伝いに。中学生になって背も私と遜色なくなった上の子であって、若い分体がしなやかなので、脚立の同じ段に立っても手の届く範囲が私より一回り大きいのであるよ。と言う事で父親の沽券とかどうでも良い私なので、8割方上の子にとってもらった。日ごろあまりこの手の事をしたがらない上の子も、何だか知らないが今日は嬉しそうに採ってくれるので捗ったわけ。

実家には車で行ったのだけれど、諸般の事情でニャーちゃんも一緒にカバンに入れて連れて行ったら、道中ニャーニャー大騒ぎで、カバンの中をひっかき倒して大騒動だった。運転していて気が散ってしゃーなかったけど、相手はネコだしねえ、怒っても仕方ないし。で、そういえば隣に座っている上の子が赤ん坊の時もこんなことが良くあった事を思い出して、「おい上の子、こういう時はとにかくニャーちゃんの気持ちをそらせるんだ。気がそれてる間はおとなしいはず」とか言って、カバンに手を突っ込んで体をなでてみたり、高く掲げてやって視界を広くしてやったりする。で、やっぱり赤ん坊と同じで目くらましは効くのね。わずかな時間だけど。で大騒ぎしながら実家に到着。帰りは別行動だったぶーちんとヨメサンが合流したのだけど、あーまた帰りもニャーちゃんに気を取られながら運転するのか怖いなあと思っていたら、帰りはおとなしかった。行きに疲れてしまい、実家でも慣れないところで緊張していて昼寝もできなかったので、もう抵抗する元気もなかったのではないかと言う解釈。なんかこれも赤ん坊と一緒であるなあ、という。