海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

体に金属が触れるのが嫌いで、時計は懐中時計にしている。で、数日前にその懐中時計を落としてしまって、短針がずれてしまったのであるよ。正時にピッタリ上を向かなくなってしまったと言う。これは修理してもらわないけないので、駅前の時計屋に持ち込む。このお店はおじいさんとおばあさんがやっている古い古いお店で、いつも静かなのでちょっと心配な気持ちになるところだ。だけど預けてみたら、おじいさんささっと裏ぶたを空け竜頭を外して小さな器具を使って針を外して調整し直して、いろいろブロワーで吹いたかと思うとあっという間に組み立ててしまい修理完了。クウその手際の良さにしびれます。最後に無愛想に一言だけ「千円」と言うのがまたカッコいい。またあの眼鏡の前につける拡大鏡もいかしているわけで、ああ、オレはもう職人さんが大好きだ、と改めて認識した次第。これ、時計を買ったヨドバシとかに修理持ち込んだら、どれだけ時間がかかることかと思うと、こういう街の時計屋さんにはいつまでも残っていて欲しいと思うわけよ。これから電池交換は少し高いけどこの店で。