海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

カルトジャパン

夕方、某J党の参議院候補予定者が時局講演会をするというので覗きに行く。支持者向けの集会らしく、激しいアウェイ感を感じるわけだが、まあなんていうか議員は支持者だけではなく国民全体の代表者であるという建前を心で唱え気づかぬふりして参加。うーこれまで参加したことのある某野党の講演会とはずいぶん雰囲気が違うわい。うわ日の丸掲げてるよこれ、とか、酔っぱらってクダ巻いてる人がいるよ動員だなこりゃ、とか、聴衆性比は5:1くらいだなすごいジジイバイアス、とか、もうアウェイでアウェイで。で、始まるといきなり熊本地震のための黙祷を求められて、こういうことを簡単にやらせてしまうのが、この党のセンスだよな、と、オレみたいなひねくれ者は思うわけだよ。一応やったけどね。いや熊本地震は大事ですよ。だからこそ儀式的に黙祷なんかしちゃってあーオレは良いことしたって悦にいるわけでしょ。それっていかにも軽くて不遜で失礼だよね。黙祷するならするでも良いけど、こちらは講演会を聞きにきてるんであって、黙祷するならそれなりの心の準備がいるじゃんね。それをすっ飛ばして形だけ黙祷させられるのは気持ちが悪いんだよ。

で、講演会だが、なんか候補者の自慢大会だった。えー?オレはこの人の見識が聞きたいのであって、今までどんな仕事をしてきたかなんてどうでもいいんだけどなあ。これからどう振る舞うのかってのが大事でしょう。と、感想戦でヨメサンに訴えたら、ヨメサン曰く「だって支持者に、私はこんなすごい人だから投票してねっていうための会でしょ」。ヨメサンの方がオトナである。ちなみに、集会の終わりに頑張ろうコールとかしそうな雰囲気を察知したのでこりゃかなわんと途中で出てきた。某野党の集会と比較ばかりしているが、そっちではそんな大仰なことはなかったわけで、っていうか支持者じゃない人も来るはずのオープンな講演会で頑張ろうコールはないだろうよ。やっぱり敵と味方を峻別してインナーサークルで何かやって行こうとするのはこの党の文化なのかしらん、と思ったものだった。ということで、やはりカルタゴは滅ぼさねばならない。