今の所属先では3-4回生の2年間かけて卒論の指導もしている。そのために、特にテーマを決めるべき3回生の間は定期的に発表をしてもらって、その中からできることやりたいことを絞り込んでいく、というのがこちらの目論見である。しかし、こんな風に定期的に発表をするようにすると、その回をやり過ごすことを最大の目標にして暮らす人が必ず現れるのである。こういうのは時間の無駄なので、いつも「卒論のテーマ決めにつながるような発表をしてね」と訴えているのだけど、なかなかに伝わらない。どうしたらいいんでしょうねこれ。いや、別に学生が悪いというわけでもないのだと思うのね。そりゃ、ほとんどの人は生き物のことについて研究したいなんて本当には思ってないのさね。とはいえ、こちらがそれを認めちゃうと虚無主義に陥って何もできなくなるしなあ。厳しい。
