つうわけで、今日は「ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー」の公開日である。なんともまあ日が変わった0時から最初の上映があるわけだけれど、流石にそれを見てしまうと帰宅が27時半くらいになるわけで、それはちょっとその後に差し支える、ということと、まあなんていうかエピソード7のひどさにSWへの情熱を失いかけていたこともあり、初回上映をスルーしたという。初回に見なかったのは「帝国の逆襲」以来だが、あのときはまだ中学生で１人で映画に行く習慣が無い時代のことだったので、つまり映画ファンとして独り立ちしてからは初めてのことであるよ。いかにJJが罪深かったか、を私は主張したい。ということで、普通の時間にシネコンへ。ベイル・オーガナ行っちゃダメ！と言う話。いや、まじでJJなんかに撮らせずに最初っからこうすればよかったんだよ、という。薄汚れたポンコツ機械がSW世界に帰ってきたことを素直に喜ぼうではないか、という作品。実際、映画としてはシリーズの中で最もすぐれた作品なのではないか？ルーカスが一顧だにしないキャラクターのエモーションがきっちり描かれていて、大変好もしい。予告編の段階から、本作がこれまでの作品とはまったくトーンの違うものであることが示されていたわけだが、その違いをきっちり作り上げたと言うのは私的には評価が高い。なんせ登場人物がほとんど人間なんだよ！ウーキーもイウォークもジャージャーもいないんだよ！！SWで人間ドラマが見れるなんておじさんは感無量だよ！！！いや、まじで、このシリーズを継続していくならば、SWの枠内を使いながらこれまでやらなかったジャンルの作品をつくっていかないとジリ貧だからね。本作の意義は大きいと思うよ。もちろん映画史に残る傑作というわけではなくて、ドニー・イェン他ローグ・ワンのサブキャラたちの掘り下げが少なくなぜ彼らが反乱軍に身を投じたのかがよくわからないとか、父親助けに行くシークエンスがいまいち本筋と絡まないとかの問題はあるわけだが、まあそこはそれ、本ストーリー群との交点をそこここに配することから多大な底上げを受けているわけで、SWファンならそういう問題点には目をつぶることができましょうよ。っていうか、そうかそうしてああなるのか、と思うと、これからNHとか違う目で見えちゃうよな、と思ったのでした。
