海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

大嫌いなグループワーク

町では、様々な施策を計画に基づいて行っていくのだが、その計画にもいろんなランクがあって、そのもっとも上位のものを総合計画というらしい。これがこの先10年の町の方向性を決めるとても大事なものなのだとか。で、それが近々改訂の時期とのことで、町は住民を集めて、どういう方向性の計画にするか考えるワークショップをしようということになった。で、参加する住民を募ったわけだな。つうことで、手を上げていいのかよくわからなかったけど上げてみたら当選してしまった。ということで朝はそのワークショップ。まあ、駅前開発反対とかずっと言ってるわけだけど、そういうことしていると、この町には古色蒼然とした考えの人がたくさんいることがわかってきて、こういう会にその手の人が町と関わりのある団体の代表としてたくさん入ってくることも知っているわけ。で、そういう古い考え方の人に将来のことまかせてたら割り食うのはこちらなので、黙ってもらわなあかん、とケンカする気満々で乗り込んだのよね。私の他にも知り合いが何人か当たっていたので、そこは心強いところ。で、会場である議会の委員会室につくと、なんか日曜のカフェみたいな音楽かかってて、何和やかな雰囲気作り出してんじゃねーよこっちは殺伐としてえんだよ、てな事思うわけ。のでワークショップが始まって司会が一通り狙いとか進め方とか説明を終えて、参加者がいくつかのグループに分かれさせられそうになったところで、ちょっと一つその前に、と手を挙げて質問。この会の成果はどのように活かされるのか?と。こういうのをお飾りにして、実際は行政が自分たちの好きなようにやるってのはよくある話だから一応牽制かけとこうというやつだな。そしたら、他にも何人も質問する人がいて、良い感じやねこういうの。シャンシャン会じゃなく殺伐とする雰囲気むんむん。いや、もちろんこういう会では相手の意見を否定しないというルールがあるのは知っているが、間違った事実認識で意見を述べる人がいればやっぱそれは咎めないといかんからな。で、グループに分かれて意見交換。私のところには6人いてそのうち二人が高校生だ。で、喋ってみると、おかしなことをことさらに言い立てる人はいなかったので拍子抜け。なんだよケンカする気満々だったのに、みんなまともじゃん。まあ高校生二人は今どきの考え方の人だし、もう1人はそもそも私の知り合いだ。で、もう1人はあとから聞くと魚の分類で博士号を持っている人らしい。当然まともだ。こうなったらあと1人がどんな人でももう雰囲気は決まったようなもんだ。ケンカする必要もない。ってか、広く参加者を募集したら当然まともな人が多くなるに決まっている。これまでそうならなかったのは、一部の人だけでこういうのを回してたからだよ。ということで、二時間かけて町の良いところと悪いところを出し合った結果、3つのグループでほぼ同じような内容で、昔からみんなが知っている常識的なものになった。なんだいじゃあ別にこんなのしなくても良かったんじゃね?と思ったのは内緒だ。ところで面白かったのは、話し合いで出た意見をカードに書いてそれを模造紙に貼るってな、なんか典型的なグループワークとかこの年になってさせられたのだけど、その模造紙に貼る段の仕切りを高校生がさくさくやってたことで、まあ今どきは学校でこういうの散々やらされているわね。私なんかとは年期が違うわね、と思った。つうことで、逸った心のもって行き場がなかったのだけど、まだ来週があるからね。で、昼からはオーガニックマーケットを冷やかしてからイノシシ獣害についての講演会。町の環境団体主催のもので、いつもあまり人の集まりが良くないのだけど、今日は80人定員の部屋にみっちり人が。これ、イノシシで困ってる人がたくさんいるってことじゃんね。で、講演会が終わったら16時半。今日は良い天気でサツマイモ掘りに最適だったのだけど、もう無理っぽい。まあしゃーない。夜は飲み会。クレーマーの手口を実演する会。いや、程よい緊張感ってのは必要なのよマジで。