海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

原点回帰

昼前からお出かけ。今日は森田さん主催の落ち葉堆肥ワークショップの本番なので法然院に向かうのよ。で、この感染拡大状況なので車で行こうと思ってたら、終わってからご飯食べましょうと誘われたので、じゃあ、とびくびくしながら電車で出かける。四条河原町全然人が減ってない。これもうダメじゃない?12月半ばの阿鼻叫喚が見えるようだ…ともあれバスに乗り換えて法然院に。今回ワークショップのために有名な発酵デザイナーの小倉ヒラクさんがやってきてくれるということでミーハーな私としてもわくわく。三島さん一家ほかミシマ社関係の人や高知で教育NPOやってる瀬戸さんという方他もこられていて、総勢20人以上の大イベントだった。で、準備していた木枠に落ち葉を詰めていき、作業の間に小倉さんが堆肥の意義についてレクチャーという寸法だ。人がたくさんいるので私はあまり前に出ずに遠巻きに見ていたら一時間くらいで作業完了。心配していた木枠の強度も十分だったようで崩壊することもなくホッとする。で、その後は甘酒入れた寒天培地に微生物採集が行われ、へー、こういう風にするんだ、と勉強になる。終了は15時半。急に寒くなってくる。で、森田さん、小倉さん、瀬戸さんとけいぶん社の鎌田さんと私で、法然院近くの森田さんのラボで晩ご飯食べることになってて、少し時間あるよねー、ということで小倉さんがどこかお茶飲みに行きましょうとおっしゃるので、ウロウロ歩いていると東天王町のガソリンスタンドのドトールを見つけてしけこむ。実はここ、学生の時に13年住んだ場所の近くで、縄張り中の縄張りだったんだけど、私も長じてまさかここで有名人とコーヒー飲むことになるとは思わんかったよ。で、土中の菌ネットワークの話になって、あれなんだか理解を越えてますわ、みたいな話をしたり、じゃあ理解とは何か、という話になったり、こちらのクモの糸の進化の話をしたり、なんか妙に深い話を一時間ほど話し込んでしまった。私の日常生活の中ではこういう経験はほとんどなくなってしまっているのだけど、そうだ東天王町を縄張りにしていた頃はこんな話を毎日していたんだなあ、あれは楽しかったなあ、と思い出して、超元気になる。で、日が落ちる頃にラボに戻って晩ご飯開始。周防大島から来た有機野菜をはじめテーブルにならんだものがお酒も含めてどれも美味しくて、なんか面白い話を3時間ほどしていた。いやオレも50を過ぎてこれまでと違う世界の人たちと繋がれているのはほんとありがたいことですわ。