海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

芯が通った文字

「究極の文字を求めて」を読んだ。「声に出して読みづらいロシア人」の著者があのノリで世界の変わった文字を紹介する本。良い意味で何の役にも立たない素晴らしい一冊。メリーゴーランド京都でタブチさんから売りつけられた本だ。いやー、前から読みたかったと思ってたんだけど、読んでみたら期待の通りだった。何が勉強になったかって、インドレストランとかに描いてあるあの文字、なんか横にくっついてるよなあって思ってたら、ちゃんとあれには意味があって、文字を横一線に貫く横棒が単語の区切りを表現しているそうな。で、書く時には横棒以外の文字要素を単語ごとに先に書いておいてから最後に横棒をサーッと引くんだ、とこの本の中にはある。この著者の書くことだから本当かどうか簡単に信じてはいけないと思うのだけど、しかしこれ本当だったらなんかすごいとっぴな感じを受けるんだけど、でも、これにはこれなりの合理性があるのだな、ということが理解できて、常識が崩壊する気持ちよさが味わえたのよ。

究極の文字を求めて (手売りブックス)

究極の文字を求めて (手売りブックス)

  • 作者:松樟太郎
  • 発売日: 2018/05/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)