海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

手の平返し

今日は成功した!やっと成功した!!一気に必要サンプル数の20%をゲット!!!よーし終わりが見えてきたぞー。ホクホクと大学に出かけて少人数講義。今日は卒論生に論文の何たるかを講釈する。彼女らは、何か良くわからない問題について精いっぱいの努力で自分なりの答えを出して主張する、ということについてほとんど理解がなく、学校ですることはどこかにある正解を探し出してきて提示することだと信じて疑っていないので、とにかくそうじゃないんだよ、ということを述べる。で、論文の形式というのは、その行為がきちんとなされるよう構造化されているのであって、結果では事実のみを述べ、解釈は考察でするように場所を分離するのであると、と訴える。しかし考えてみれば、世界には正解しか存在していないと思っている人には、事実と解釈の区別がつくはずもないじゃないか。ので、ピンと来て、「えー、ここに北川景子綾瀬はるかがいるでしょ。私が綾瀬はるかの方に近づいていったのを君たちが見れば、ああ、先生はほんわかした雰囲気の女性が好きなんだな、って思うよな。このとき、私が綾瀬はるかの方に近づいたのが、事実で、ほんわかした雰囲気の女性が好きだってのが解釈。で、解釈は常に間違ってる可能性があって、私は単にとがった顎が好きなだけかもしれない。だけど、綾瀬はるかに近づいていったという事実は間違ってないじゃん。この2つを分離することが大事なの」って説明したわけ。わかってもらったような気がする。綾瀬はるか偉大なり。