海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

カオナシ

ギンメッキを交尾させるときは、成体に脱皮する日のクモを採ってきて、異性と接触させないようにして交尾経験のコントロールをしているわけ。で、このクモは最終脱皮してから成熟するまで3日は必要なのね。だから、実験したい、と思っても時間がかかるので、先を読んで被験者を用意しておかなきゃいけない。ということで、今日は実験してないのだけど、将来の補充のために竹林に取りに行く。この時期の竹林といえば猖獗を極める蚊の池地獄であって、こういうときの強い味方が農作業用の虫よけスーツ、別名着る蚊帳だ。だけど、これには問題があって、頭までずっぽりメッシュで覆うのは良いのだけど、ということは、クモを探すときにメッシュ越しになること。いや見えるんだけど、なんかもやがかかったような感じもあって、クモが捕れないときとかイライラしてくる。かといって、一応頭頂部に空いている穴から首を出そうものなら、もう露出したわずかな肌をめがけて大量に蚊が襲ってくるわけ。困った。で、今日はオレ的にプチイノベーション。頭頂部の穴から頭部全部出すんじゃなくって、穴の部分を目の前に持っていって、視界だけメッシュなしにするのである。えへんこれで蚊もほとんど襲ってこないぞ。人には見られたくない姿だがな!