海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

茶番

今日はお休み。ってお前毎日テレワークという名のサボりと違うんか、といわれそうだけど、今日は本当に有給をとっているのである。というのも、午後に大阪府庁に出向いて、以前から関わっている駅前開発事業の許認可権を持つ大阪府に対してヨメサンと住民として反対意見を述べるからだな。そういう機会が一応用意されているのよ。どうせムダだけどさ。用意されているからには答えなきゃいけないでしょ。虚しいけどやらんといかんのよ。これをムダだと切り捨てるところから地獄が始まるのだからね。先人の皆さんがそうしてきたから今が地獄なんだからね。で、まあこれまでもいろんな論点を述べてきては全部スルーされてきて、また同じ事繰り返すのもしゃくなので、今回は今事業における利益配分の不当性というテーマで20分ほど上から目線のレクチャーしてやった。公共に開かれた農地の多面的価値を、私有できる金銭に替えて一部の人だけに独占させといるスキームが今回の開発である、というロジックだ。いや、実際これはある種の公共物の囲い込みであり窃盗であろうとマジで思うよ。ひどい話だよ。で、この話を聞かせるのに、通常私はやらないことだけど、今日だけは自分が大学教授である事をいやっちゅうほど強調してやったのね。権威でもつけてやらないと聞かないだろ、ってね。どうせムダだけどね。で、こちらの持ち時間は30分で、意見陳述と質問ができると聞いていたわけ。だけど今更聞くべき事も何もないわけ。こっちはもう何もかもわかった上で、この事業は不当だと断じているわけだからね。で、20分ほどで意見陳述を終えたら、司会の府の役人が「質問はありますか」と訊ねるもので、「ありません」と答えたのにお役人たら「質問の際にはこれこれに注意をして、、、」とか説明を始めるわけよ。人の話聞いてないんだな。げんなりして、失礼ながらも相手の言葉を遮るわけ(本当に失礼なのは誰かということだが)。「いやだから質問はありません」ってね。で、清々したわと思って、せっかくここまで来たからには、と府議会に出向いて某友人の府議さんのオフィスを訪ねる。さすが大阪府議会は立派な設備であると妙な感心をして、プチ打ち上げである、と飲んで帰る。