少人数授業で発表がある時は、対面じゃなくてZoomを使うようにしている。そのほうが感染の心配することなく発言ができるからね。だけど、今日はちょっとイレギュラーなことが起こって、授業の半分だけ発表をして残りを実習的な時間として使うことになり、しゃーないから学生を教室で集めて発表も対面でやることになったわけ。ところがいざ当日になってみると諸般の事情で発表する学生が家からZoomでつなぐということに。他の学生は教室に来るから、つまり教室でZoomにつないで発表をする、といういわゆるハイブリッド授業というやつをやる羽目になった。私としては、ハイブリッド授業の大変さというのは噂に聞いていたわけで、ずっと避けて来たのだけど、これはもう仕方がない。が、そもそも教室に来る学生がPC持ってるとは限らない。どうすんべえや、と、手元のiPadを使うしかないので、これを教室の大型モニターに繋いでセッティングしてみると、教室にいる4人ほどの学生の声はきちんと拾ってくれるじゃないか。発表者もちゃんと繋がるし、私は面白いから自分の研究室から接続して、やってみたところ、ちゃんとうまくいく。それどころか、通常よりもずっと聞き手の発言回数が多くて、私的史上最大に盛り上がった発表になったわけよ。で、これなんでこうなるかっていうと、多分あれは自分たちの姿が大型モニターに映っている、というその経験が学生をハイにさせていたのではないかと思われる。まあ、そう思うとかわいらしいものである。
