「菌の声を聴け」を読んだ。タルマーリーというパン屋さん、元々千葉にあったのが岡山に移転し、今は鳥取の智頭町でやっているのだけど、その岡山から移転し、パン屋に加えてビールも作りはじめたのだけど、その間パン屋の御主人の渡邉さんが考えたことや経緯についてつづった本。ミシマ社繋がりで、以前から気になっていて、春になったら一度訪問したいねーとヨメサンと言っていたところが、ずっと続く緊急事態でかなわず、そうするうちに、出ると聞いていたこの本が出版されたので、いつか行けることだろうからその前に読んでおこうと。日本ではパンは多様だけどビールは画一的。新しいものを作って多様性を実現するには美味しいかどうかは二の次で作っていくのだ、という趣旨のことが書かれていて、おお、これはアートか科学か、ほとんどそういうものではないか、と思って読んだ。いつか訪問してカフェでパンを食べる時、そのことを心しておこうと思うよ。っていうか、ビールも飲みたいから車で行けないよねえ、と電車を調べてみたら8時台にうちを出れば昼ごろにつくので、何か食べて飲んで午後遅くに向こうを出れば21時ごろには帰ってこれることがわかった。実現可能だ！
