海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

流しの講師

今日はついに憧れだったカルチャーセンターでのお座敷の本番。初めてだしうまくできるかなあ、ってちょっと心配。どういうお客さんが来るかがいまいちきっちりわかっていなくて、講演っていうのは、お客さんに合わせて構成するべきものだから、そこがちょっと不安なのよね。で、ウチを出るのは13時半ごろなので、お昼を食べてからだなー、ということになり、じゃあ隣町の美味しいパン屋さんでー、と思って車で買いに行く。と、出たところでガス管の工事やってて、車が行き交いにくいのに今日は土曜日で対向の車がどんくさくって、ちょっといらっとする。で、それを乗り越えパン屋についてみたら閉まってた…がっかりした私にヨメサンが「じゃあそうめんでも茹でてあげるわよ」と優しい言葉。ありがとうヨメサン。で、帰宅してみたら、まだガス工事やってるよー、と、その工事の人がウチにやって来るじゃないか。え?ガスの出が悪くなってて、どうもガス管に水が入っているので、どこまで広がっているか確かめるためにウチのガスも止める??がーん。っていうことはそうめんゆでられないじゃん。。。お昼抜きで講演するのはいやよ。ということで、冷蔵の残り物をかきあつめて腹を満たして出発。うえー、梅田すごい人じゃん。なにこれ。でもさすがに暑いので地下街を通る。できるだけ人の少なそうなルートを選んで、懐かしのドーチカまで来るとだいぶ増し。で、どんつきまで行って地上に登って、目の前の川を渡れば会場だ。エレベーターを二本乗り継いで到着。担当の方と初めて対面。どうでもいいけど、この担当の方の名前でググると唯一出てくる意味のあるページというのが筒井康隆の日記である。さてまずは機材のセッティング。スライドを投射しつつ、同時にZoom出も画面共有するということでiPadでできるかどうか不安だったので、MacBookAirを使う。と、私の顔も流すので、それように外付けのWebカメラもつけてください、といわれて、わあ危なかったMacがなければできなかったよこれ。と、ちょっと手間取ったけどセッティングも完了。楽屋みたいなところで20分ほど待機。で、いよいよ本番で、今回対面とオンラインの両方でやるのだけど、教室にこられたのは5名であと14名がオンラインとのこと。この御時世、教室の人が少ないのはホッとする。いややっぱり教室に来ている人は年配の方で、きっとワクチン打ってはるだろうから、これ逆に無症状キャリアになってるリスクは以前より高まってるはずだよな、と思うと緊張するじゃん。とかなんとか行ってるウチに講演開始。一昨日の打ち合わせでは、マスクとって顔見せて話してくれって言われてたのだけど、なんかテンパっててそのまま話しはじめたことに途中で気づいて、でもここでまた取るのもなんだなあ、と思って最後までマスクつきで行っちゃった。で、講演は最初ゆっくり目に話していると時間がなくなっちゃって、後半マニアックなところはスライド何枚か飛ばしたり、ちょっと説明をはしょったりして、なんとか時間ピッタリに納める。質疑応答も入れて一時間半が目安だったけど一時間半マルっと喋ってしまった。まあでも、短いのは苦情が出たりするので困るけど長くなるのは良いらしく、一時間20分は喋れって言われてたので良いでしょう。で、後は質疑応答で、質問もけっこうたくさんもらえて、20分くらい受け答えしてたかな。講演の反応の良さは質問の量で測ることができるので、まあ今日はそこそこうまく話せたということでしょう。教室には、これまで手紙のやり取りをしたことのある人が来ておられて、あいさつされる。予想してなかったので、一瞬ためらっちゃってごめんなさい。終わって、また担当の方とお喋り。担当の方、今度は私のミシマ社の講座に申し込んでくれているそうで、エコシステムっていうの?それはともかく、やあ一仕事終えて、この夏の講演ラッシュを1つ乗り越えて爽やかである、と、外に出ると、なんか風が爽やかで涼しいといってもいいくらい。この夏は比較的過ごしやすい時間が多いよねー、と思って帰りはのんびり外を歩く。途中ジュンクによって、私の本がまだ平積みしているのをチェックするのだけど、よく見ると積んであるのは初刷じゃないか。ひょっとして売れないまま放置されているのかこれ?と少し意気消沈する。気を取り直してウチに帰ってくると、まだガス工事やってるよ!なんか水道管が破裂してそこから水が入ったとのことで道路掘り返して大事になってる。幸い、ウチのガスはもう出ているのだけど、なんかどんどん工事の人がやってくるし、ああこうしてインフラは維持されているのであるなあ、とちょっと感動する。寝る時にもまだ工事は続いていた。