海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

レイトショーデビュー

緊急事態宣言が明けて、シネコンのレイトショーが復活してるじゃないですか。嬉しくなって、そういえば今日が初日だし、ということで「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を。オレ家族ができてからよく風邪引くようになったんだよね、という話。それはともかく、ダニエル・クレイグになってからの007はまあクオリティが上がったわけで、それが今回最後かと思うと、感慨も深いわね。見る前から、盛り上がること必至。で、開巻からピリピリと張りつめた緊張感があって、その雰囲気はアナ・デ・アルマスが活躍するシーンを除けばずっと続いていて、そうかラストはそうなるのか、というところまで引っ張っていくのね。敵のやりたいことや論理が今一つ合理性を欠いていて、かつレミ・マレックが適役としてあまり強くないものだから(肉体的にキャラクター的にも)、そちらの面での盛り上がりには欠けるのだけど、ボンド側の事情と言うのが痛切なもので(なにせ今だにヴェスパー・リンドを引きずっている。いや、これはよいことだと思うよ。このおかげで007が能天気なシリーズから脱却できたんだから)、そちらのドラマが主体の話になっているわけだ。で、そうかなるほどやっと手に入れたはずのものがこうなってしまうのであれば、最後のボンドの行動にもエモーショナルに納得できるよな、と思ってエンドロールになるとルイ・アームストロングの「愛はすべてを越えて」がかかって、おおおおお、と感動。「女王陛下の007」かあ。というわけで3カ月ぶりのシネコンは大変満足できる映画体験でした。やっぱりこうして予告編とか見ると、また劇場に行かなきゃね、と思うわね。しかし、シネコンは人でいっぱい。初日とはいえレイトショーでこんなにたくさん人が来ているとは、ヤバいな。正直この慎重な私ですら、シネコンに行くことができてむっちゃ嬉しくて弛んでるのを感じるからな。10月はワクチンで押さえられるかもしれないけど、寒くなって乾燥してくると怖いかも。それまでにやるべきことをやっといたほうが良いかもな。ちなみに、今日はヨメサンと上の子と三人で行きました。18歳になったので上の子もレイトショーが見れるようになったのよ。