海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

巨匠

今日も体温測定。だけど今日は少し雲があって、直射日光が当たっている時の体温を測りたい当方としては、あの雲をどかせてくれんかねとか思いながらのお仕事。世界のクロサワもかくや。

そんなわけでこの暑いのに日の当たるところを求める倒錯よ。

お日様の出待ちをしていると、今日は大学を予備校の模試に貸し出しているらしく、昼休みに受験生がわらわら出てきて、女子高生が温度計をさしてこれはなんだ?とか問うてきたりするのもおかし。

午後すぎて計測も終わり、すっかり干物になって、もう今日は仕事しねえべと思っても一人。結局することといえば映画を見るくらいになる。こうして逆説的に、家庭を持つことは私にとって良い事であったと証明される。独り身のままだったら、きっと20代の時の習慣を繰り返し続け、仕事と映画以外に世界が広がらなかったに違いない。

というわけで「エアベンダー」。水を統べるもの世界を征する、という話。4つの調和とちゃうかったんか!!という。何度も言うけど私はシャマランについていくから。シャマランの味がほとんど見られない作品だってちゃんと見て、彼が干されない様に応援するのだよ。いやそれにしても、太極拳風の動きと特殊効果の食い合わせはまあ面白いにしても、それにしても話がグダグダ。あげく続編込みだったとは。そりゃいつまでたっても土も火も調和せんわ。ってか続編作れるのかしらん。

どうでもいいけど、ヨメサンが車で帰省してしまったので、シネコンにはバスで出かける。そのためレイトショーではない。休みの日の明るい時間に一人で映画を見るなんて一体いつ以来だろう?なんとなくハレの日の様な気がして、グダグダな映画を見てもあんまり腹が立たない。レイトで失敗作を見ると、帰りの暗さと一人で車を運転するのでしょんぼり感もひとしお、ということかね。