海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

芸域拡張

つうことで講演。これ、本当は去年の8月にやるはずだったところ、デルタ株の感染拡大にオンラインで対応する事もなく11月にいったん延期になって、その11月もその後スケジュール調整の不調でさらにここに延期になったやつだ。ので、なんか今回もまたできないんじゃないか?と半分思ってて、それで準備にあまり身が入らなかったというのもある。が、そんな事言ってたら、本番が来てしまった。この感染状況で、20人ほど人を集めて対面で、って言われると、その中に感染力のある人が混じってる確率けっこうあるよね、というレベルで、正直、ちょっと怖じ気づいていたのだけど、先週スキーに行ってたりしたわけなので、ここをやめたいというわけにもいかないじゃないかねえ。で、今日の講演、依頼が「昆虫の話をせよ」ということだったのだな。なぜオレに昆虫?と思うのだけど、できないわけじゃないし、伝手のあるところからの依頼で、かつ隣の市の行政主体のイベントという事で、まあお引き受けしましょう、というわけね。で、やっぱクモと違って昆虫だと専門ド真ん中じゃないわけで、こちらの知識という点で相対的に薄いわけよ。なので、上手く喋れるやろうか、と不安を覚えながら登壇ね。で、昆虫とは何かから、体の特徴から、多様性から、生態系機能から、現在の危機的状況までお話した。で、ついてきたヨメサンが後から絶賛してくれて、この人がこんな風に褒めるなんて珍しい事なので、気持ちよくなる。そうかこれでいいんだ。しかしオレもこれでこの辺の自治体での講演4件目だな。で、終わって、今日は木曜日だから学部長の出る会議があるので大学に。こうなんつうか、突発事態が起こった時に、この事態を収めるのにもっとも適した人は誰かを迅速に見極めて、その人の指揮下にスッと入れる能力は大事だよな、と思った日。大学にはそれができる人は少ないよね、って20世紀にI上さんと話したのを思い出した。