海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

Majiで倒木5秒前

3時間目の少人数授業、少人数も少人数で受講生3人だ。まあでも親密に話せてよくって、今日は裏山に登って観察をしましょうということになっていたわけ。暑いけど山の中ならそれほどでもないよ、ということだったのだけど、そもそも今日は曇っていて言うほど暑くないのでラッキー。だったのだが、直前に2人が体調不良で休むと連絡してきた。ほんと無能な政府のせいで社会機能が麻痺しちゃうじゃんよ。で、一人だけやってきた学生に「今日僕と君だけなんだけど、山行くのどうする?」と聞いたら、行きたいという。真面目で前向きで良いことである。と、出かけると、早速学生がトゲグモを見つけるので、「おおこれは結構珍しい種なんだよ」と解説をするわけだが、その後大量に出くわすことをその時の私は知らない。っていうか、どうして今年はこんなにトゲグモがたくさんいるのだろう?で、まあいろいろクモの話をしたり森の話をしたりしながら歩く。そういえば昔数メートル先に腕の太さほどの枝が落ちてきて、あれに当たったら大けがしてたよなあ、みたいなこととかも話す。するとスズミグモがいた。ここで見るのは初めてだ。とか言っていると、なんか斜面の方でめきめきと音がするじゃないか。なんだろう?と思っていると、10mくらい先のヒノキが目の前で向こうに倒れていった。。。ということで、学生と顔を見合わせて、これは急いで帰りましょう、と慌てて降りてきた。いや、別に風が吹いているわけじゃなし、1本木が倒れたからって次々と倒れるものでもないだろうけど、なんかイヤな気持になるよね。学生と二人で山にいる時にいきなり倒木にぶつかられたりしたらヤバいじゃない?で、当たり前だが無事に降りてきてホッとする。いやー、山の中に入ること数あれど、目の前で自然に木が倒れるのを見るのは初めての経験だよ。