海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

血は争えない

朝は町の自然観察会に客として参加。とはいえ、いろんなものが見えるとつい解説しちゃったり。この会では去年クモの講演とかしているので、私の素性はバレバレであり、講師を差し置いて喋りはじめても誰も驚きもしないというね。今日は天気が良くて、すっごい気持ちが良かった。こういうのが幸せってもんだよね。で、まだ会は続くものの12時に離脱。午後から辻元さんの国政報告会があって、ヨメサンが出るのでつき合うのである。つう事で慌てて家に帰り上の子にご飯食べさせて、ヨメサンは1250に。私は少し遅れて1300に出発。ついてみると地元秘書さんがいて「今日は人が少ないので来てくれて助かりました」とか言われる。確かに、ちょっとしかいない。この天気の良さでは行楽に負けるわな。この秋二度目でもあるし。で、明日の国会はのっけから荒れるよ、という話を聞く。しかし人がいないからか知らないが予想より早く終って、今日は夕方から映画と思っていたところ、今からなら午後遅くの回が見れるんじゃね?ということになって、ヨメサンは行かないっていうし、ぶーちんは部活だし、ということで上の子と二人でシネコン。「クワイエット・プレイス」。釘仕舞いは大切に、という話。いや、エミリーブラントなら必ずや大斧持って無双してくれると信じていたらば、あながち間違いでもなかった。しかし、設定の面白さをイマイチ生かしきれてないようなこの作品、親子の愛情とかトラウマとか入れてくるのはシャマランの「サイン」っぽいところでもあるけど、あそこまでイカレテないので微妙に中途半端。私の趣味的にはもっとB級にふってほしかったところ。上の子も同じ意見であった。

シンクポピュレーション

この週末は、町で「一箱古本市」という催しをやっている。駅前の本屋さんを中心とした催しで、個人出店の他にも町の商店の中で文化度の高いところがお店の前に箱を出して古本並べて交換するという。ウチも一度出したいと思いつつ、いつも客として参加するばかりである。今年もそんなわけでヨメサンと朝遅くからブラブラ。ついつい買っちゃうんだよね。いや絶対いつか出店しないと、呑み込むばかりではウチの本棚があふれてしまうではないか。夕方は、腐葉土を買ってきて面積が半減した畑でタマネギ用の土作り。これまでヨメサンが粗放的に管理していた畑が見違えるようにキレイになっている。まんぞくー。

ラドンでも通ったか

台風のあと初めて天王山に登ってみた。登山道を塞いでいたと思しき倒木はある程度は処理されていたけれども、登るにつれこれはまだまだ使える状態じゃないことがわかってくる。なんせ頭の上に折れた状態でひっかかっている太い枝とかわんさとある。今日は穏やかな日だったから良かったけど、少し風が吹いたら落下が怖くて歩けるもんじゃないや。で、とにかく森が明るくなってるの。ギャップとかのレベルを超えて一面上方の枝が無くなってるのね。すごかったわ。しかし通行止めにされてるはずなのに多くの年配の方が歩いていて(一応私は守る会の人間として入っていいことを役場の人に確認している)、大丈夫なんかいなリスクわかってんのかいなとか心配になる。まあいいけど。しかしこれ回復するのに何十年もかかるんだよなあ。これまでチミチミ森林整備してたのが全部すっ飛んじゃうんだなあ。と、ションボリしてウチに帰ってくると昨日のクレームについて学会から連絡が。文字数制限を30文字に緩和してくれるとのこと。オオ素晴らしい。さすがはアカデミズムの世界。問題への対応が迅速である。どこぞの町の役場も見習ってほしい。

 

そういえばぶーちん14歳の誕生日。焼肉食べ放題でお祝いしたのだけど、私が50台ということで、料金が一ランク下になってた。悔しいからたくさん食べた。少なくともぶーちんより食べている。ぶーちんも私に負けないよう食べて欲しい。

いろいろ勉強

一時間目の英語の授業を終えてさっとウチに帰ってくる。地元で部活問題に関する講演会があって(と言うかヨメサンが開いた)、名古屋造形大から先生がこられるので聞きにいくのである。過剰部活問題の根源の一つは中体連にあると思ってるのだけど、その資金源がPTA会費だと聞く。オレ、PTA解体派に転向しようと思う。夜、U丸さんに徴発されて梅田で飲む。U丸さんは科研費の申請があるらしく大変そうだが、私は今年は出さなくて済むので余裕でU丸さんの相談に乗ってあげる。うふ。さて、U丸さんは次期学会大会の責任者なので先日の20文字問題について熱く訴えるわけだが、すると問い合わせフォームから苦情入れろとアドバイスがくる。ほほう。最近そういうのに対する敷居が下がりまくってる私である。むしろ好物と言ってもいいくらい。なので、帰宅してソファーで寝落ちして深夜に起き上がってから、ぺこぺこキーボードを叩く。まだお酒が残ってるから、ちょっとイヤミも書いちゃった。だって、上限20文字の設定って、組織の多様性についてあまりに認識が乏しいってことだからね(それは弱小ゆえキラキラネームになっている組織が世の中にたくさんある事についての認識の欠如とも言える)。

やせがまん

二回移動したとはいえ、勤めてずっと学際的な部門に籍を置き続けている私としては、こういう組織での個々の振るまい方には一家言あるのよね。囲い込んじゃダメよ。こういう組織は、学生を中途半端な状態に置くことを目的として設計されてるのだから。その設計自体がダメかどうかと言う点においては、私はダメだと思っているけれども、少なくともそのような組織にいるかぎりには、その設計を覆すような振る舞いはしちゃいけないと思うのよね。私はダメだと思っているけれども、それは平均としての話であって、個々にはその設計が役に立つ人もいるわけで、だったらそのような組織にいる以上、設計を覆しちゃいかんと思うのさね。だって、設計を覆して囲い込みをみんなが始めたらもうムチャクチャよ。

キラキラネーム

春の某学会の参加申し込み締め切りが月末に迫っているのでウェブから登録ぽちぽち。9月の学会がスタッフだった上に大会が台風で短縮されたおかげで、自分の発表がほとんどできなかったので、内容そのままスライドさせてやっちゃえという手抜き作戦。で、こちらも登録をするわけだが、ここでハマる。なんかこの学会はここずっといけ好かない動きが続いていて、今年から名前と所属を和英併記にするようになった。で、所属をアルファベット20文字で書かなきゃならないという制約が課されたわけだ。んなこと言ったって、オレなんて女子大で、そうなるとWomen's univ.って書くだけで13文字よ。同志社女子大なんてどうやったって20字に収まらない。で私はまだ良いわけ。地名が6文字で表記できるから19字ですむけど、問題は連名のS宮さんだ。地名だけで9文字で、あげく普通の大学とは違うタイプの英名持ってるもんだからどうにもならん。途中のスペースを削ってもダメ。くっそうこれ決めたのは、みんな地名+univ.ですむ立派な大学に勤めてる人ばっかりに違いない、と、なんか八つ当たりみたいな気持ちになる。さすがに地名で15文字はないだろうよ、とか思ったけど、山口東京理科大だとYamaguchi Tokyo で16文字だった。

無駄にいい人

今年は妙に論文読みの仕事が来ないなあ。編集側たくさんやってるからかなあ、とか思っていると二つ依頼がパパッと来たので、一個読むのだけど、あーこれもうどこから見てもあかんわ。で、通常あかん報告ってすごい書きやすいんだけど、今日のは著者さんが知ってる人なので、なんか気を使って書くのにとても時間かかった。こんなところで気を使っても仕方ないのになあ