ウチの子はクマちゃんの座布団がお気に入りである。仰向けに寝ている顔の前に出してやるともう夢中。手を伸ばしてくるので、立て掛けてやる。しばらくは手で支えてクマちゃんの顔をじーっと見ているのだが、そのうちに耐えられなくなって手を放すと、顔を座布団が覆う事になる。子供は恍惚としているが、親としては窒息しちゃ困るのでどけてやるのだが、最近は腕力がついてきて、飽きてきたら自分で座布団をどけることができるようになってきた。これで窒息の危険は去ったのだが、今度は座布団がなくなったことに怒って泣き出すので、あやしているほうの手間はあまり変わらないのである。
