海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

もう一働き

実家に大きなクリの木があったのだけど、それが枯れてしまった。と言う事で、少し前に植木屋さんが玉切りして積んであったものをもらうことになった。植木屋さんも私のばーさんも、こんなの持っていってどうするんだと言う態度。やれシロアリがつくだのやれクリは堅いから大変だのといろいろ言われたのだけど、このクリは、子供のころ大好きな木だったので、薪として燃やしてやるのも供養であろうと私なんかは思うわけ。この落ち葉がよく燃えて、焚き火好きの私にとってどれだけありがたかった事か。もちろんクリもたくさん食べた。一度アホな友達がこのクリのイガを私の顔めがけて投げつけてきて咄嗟に手の甲で受けたら何十本もイガが手に刺さって、一本一本抜くのが大変だったと言う想い出もある。そんな木なのに、私が燃やさなかったらゴミとして処理されるんでしょ。それは切ない。と言う事で家族で実家に。トランク一回に収まる量じゃないので、子供を置いて後席もたたんでやっと3/4程を積み込み一往復。試しに二つほど太いのを割ってみるのだけど、芯の部分が痛んでグズグズになっていて、そこに斧が入るとズブってめり込む状態。周辺部はさすがに堅いけれど、そんな状態だから、巨木にしては割りやすそう。ということでもう一度実家に戻って、後席立てて残りをトランクに積んで子供も連れて帰ってきた。全部で1立方メートルはないかな、といったところ。現在の水分含有率は41%で、一年乾かせば来年には使えるかなあ。

そんな帰り道、星新一が読みたくて読みたくて仕方がない上の子のためにブックオフに寄ってみた。一冊105円に感動する上の子。おばあちゃんに買ってもらった新品と合わせて7冊もゲット。これで一ヶ月は楽しめると言うので、おまえたった7冊読むのにそんなに時間かかるのか?と言ったらば、もったいないからゆっくり読むんだ、との事。あー、わかるよその気持ち。