最近ウチの子はよく泣く。どうも眠い時に腹を立てて泣くのだが、いざ泣くと興奮してますます眠れないので悪循環である。眠いんならおとなしくしてればよいのにと思うのだが、赤ん坊には赤ん坊なりの寄る辺無い事情ってものがあるのだろう。
でもまあ、やはり寝てくれないと困る時はあるわけで、なんとかこちらもあの手この手の工夫をするのだが、最近は私では全く歯が立たないのである。こんな状態になったらおしゃぶりをくわえさせようと思っても、大きく口を開いて泣き続ける子供はくわえてくれず、ますます泣くことになる。悪循環から抜けさせるには、安心させる事なのだが、それにはどうしてもヨメサンの力が必要だった。
かといって父は無力だなあと嘆いているばかりでは進歩が無い。で、今日、私は新しい戦術を編み出したのだ。すなわち、泣いている子供の口におしゃぶりを押し込み、そのまま頭をこちらの胸に押し付けて抱く。ポイントは胸に押し付ける事で、そうするとお乳をもらってるもんだと勘違いするのか、おしゃぶりをチューチューする。チューチューするとそのうち落ち着いてきて、寝てくれると言うわけだ。
この戦い、わが方に一日の長ありである。
