海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

九十九里をもって半ばとする

昨日撮影したビデオを見返す。クモの網に餌がかかる頻度と言うのは、それほど高いわけでなく、下手すると一日一匹もかからないということだってある。でもまあ、こちらの期待としては春だし虫さんもたくさんだし一時間に一回くらい餌がかかればいいなあという気持ちで、撮影をはじめた。


いやー、やっぱりかからないでやんの。と、思っていたらすぐ隣の網には10分に一回ほどのペースでかかるかかる。隣で見ていたヨメサンに「こっちに替えたら?」と何度も勧められた。私は「いーや、こちらの網はもうこんなにかかってるんだから、もうかからない。確率的に言って今度はカメラを仕掛けた網にかかるはずだ」と心の中。意地になると、間違ったな理由付けに基づいて不合理な判断をしてしまうのは私の悪い癖だ。


しかし、そんな苦労も報われ、ハムシのような小形の甲虫がかかった!
「よし!」
そこに無情に響くテープ切れの音。一瞬青ざめたが持ち直し、「いーや、かかった瞬間さえ映っていればいいんだよ。ほれ、我慢した甲斐があったろう」と誇らしげにヨメサンに語る私。


なのに、なのに、今日見返したら映ってなかった。80分テープなんだから、あと5秒くらい余分があってもよさそうなものなのにさ。しょぼーん