海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

水のあるところ生き物集まる

うちの職場にはキャンパスが二つあって一つは山側、一つは海側にある。で、私のオフィスは海側にあって眺めがたいそうよろしい。いや、そんなことはどうでもよくって、その山側のキャンパスに週に二回講義にいくのだが、今日その講義から帰ってきたら、学生が「カメが!カメが!」と言う。見ると校舎の前の池の中をカメがゆっくり歩いている。学生達が喜々として池の中に入りカメを捕まえるので見てみると、どうもクサガメの様子。随分人に慣れた様子だし、足の付け根にも随分と脂肪がついているので、ペットが放逐されたものである可能性が高いと見た。


ところで我が家では、爬虫両生類はヨメサンの守備範囲である。なので写真を送って見てもらう。で、ヨメサンによると、「クサガメは在来のカメだが、ペット屋で流通しているものには台湾から輸入された個体が多い。にもかかわらず、この個体は日本のものである。野生個体を拾ってペットにしていたのか、さもなくば本当の野生個体であろう」と言う。このカメがアカミミガメだったり台湾産クサガメだったらば、こいつを再び野に放つなど言語道断で対応は簡単なんだが、こうなると放していいものやら飼育すべきものなのやら。「どうしましょう?」と目で問い掛けてくる学生を前にちょっと困った。


結局、池の中に放して様子を見る事にした。池はコンクリートで囲まれているので、とりあえず逃げ出す事は無い。まあ、つまり問題を先送りしたと言う事だ。


ところで、うちに帰ってきてみると、動物行動の映像データベースのサーバーにトラブルが!という連絡が入る。どうも一時間ほどサービスが止っていたらしい。昨日の日記に書いた事が他人事でなくなった。。日の夕方7時前後にアクセスしてくださった方、ごめんなさい。って、ここに書いてもしょうがないなあ。