海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

カラスの死体を吊るす

勤めている大学の駐輪場はメインのキャンパスから離れたところ(歩いて10分)にある。なので一部の学生はキャンパスのすぐ側までバイクで乗りつけて(キャンパスの中には乗り入れられないようになっている)路駐と相成る。心得たもので、駐禁でない場所を選んで警察の取り締まりを受けないように上手に駐車しているとか。


それなら問題なかろうと私などは思うのだが、ウチの大学はそういうことを問題にして会議であーでもないこーでもないとやる。で、こういうときには「教員が交代で見張りに立って取り締まりすべし」という意見を出す人が必ず一人や二人いるのが大学の会議と言うものである。


で、今日はその後で「いやチェーンロックをしてやれば良い」という意見と「チェーンロックしてバイクが壊れたら厄介だから見張りの方がいい」という意見がぶつかって紛糾。いや、紛糾は言い過ぎか。意見がぶつかってだらだらと時間が過ぎていく。


私はそんな会議の場では発言しない事を常としている。というのもそんな会議に熱心な先生方のカンに障るだろう意見しか思いつかないからなのだが、ちょっと最近「もうどうなってもいいもんね」という心境の変化を私に引き起こす事態が生じたので、今日は少し曲げて発言してみた。「ぼろいバイクを何台か大学側が用意して、それをチェーンロックして路上に晒してやればいいんじゃないですか?学生はそれを見たらヤバイと思って路駐を避けるでしょう。これなら器物損壊のおそれもないですし」


農作物に対する鳥害を防ぐためにカラスの死体を吊るす方法と同じなわけで、けっこう効くと思うのだが、何事もなかったかのように流されてしまった。発言したのが私だったのがまずかったのか?


それとも単に取り締まりがしたかっただけなのか?