海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

人恋し冬の午後

今日、論文を直しているうちにグツグツ煮詰まってきた。で、外を見ると冬の光が暖そうだったので、ついつい誘われて散歩に出かけた。私のいる建物はペンギン水族館という施設の横にあって、で、その水族館の前には今はやりの小さなビオトープがある。このビオトープ、できた当初はなんだか大変にうそっぽいものだったが、数年経つとさすがにそれぞれの要素が馴染んできて感じが良くなってきた。で、そこをブラブラしようと。


で、歩いてみるとビオトープ横の川でたも網持って石をひっくり返している人がいる。煮詰まっているときは人と話したくなるもの。生き物関係の人は話し相手にうってつけということで、「何狙ってるんですかあ?」


テナガエビらしい。水族館で展示するので採集しているとか。で、その人は若い人だったので、どうしてここに就職する事になったのかとか、ビオトープの管理はどれくらい大変かとか質問攻めにしたが、イヤな顔もせず答えてくれて勉強になった。煮詰まりも解けたしありがたいことだ。そういえば、その人も「私はビオトープができてからここに勤めたんですけど、最初の頃の写真を見るとひどかったですねえ」と言っていた。


で、歩いていると道沿いに大根とかニンジンとか植えてあって、「そうそう、ビオトープなんてかっこつけないで、畑でいいんだよなあ」と思った。


どうでもいいが、今日で日記をつけ始めてちょうど一年。続くもんだ。