海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

激励の会じゃなぜいかん?

大学では学生向けに就職活動支援の講座を設けて履歴書の書き方とか面接の受け方とか指導するのが大流行。今日はその講座がフィナーレらしく三回生の就職活動本格化を受けて出陣式を行なうとか。学部の先生は全員出陣式に参加しろ、と言われて出てみたもののダマサレタ。先生はたったの三人しかいない。


しかしそこで踵を返すのもなんなのでおとなしく座っている事にした。すると企業出身の就職担当教員が「就職で苦労するタイプは大体決まっている。それは暗い人と、世間に対して斜に構える人だ」と言い出した。うわー、わしが非難されてるようだ。


私は斜に構える事に関しては人に後れを取らない。取らないどころか多くの人を周回遅れにできるくらいの自信はあるし、そのことについてささやかな誇りさえ持っている。しかし「企業はそういう人は必要としていません」ときっぱり断言されてしまうと、なんだか反論したくなるのだけど、良く考えたらそんな企業社会に入りたくなくって今の職に就いているのだから文句を言う筋合いにはないな。


で、ひと渡り話が終わって「じゃあ参加されている先生達も何か一言」と言う流れになって大弱り。就職活動のしの字も知らない私に何を話せと言うのか。ウンウン考えて、きっと論文投稿に似ているに違いないと見極め「うまくいかなくてもメゲナイ事です」と言ってみたら、「今、とっても良い事を言われた」と評された。そうだったのか。


どうでもいいが、出陣式といった用語にはどうにも違和感を感じてならん。なぜ戦いに模したがる?