海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

求めよさらば、

メロウな気持ちを引きずったまま目が覚める。もし月曜日に雨が降ったり狙った場所にクモがいなかったりしたときの予備日に置いてあった今日だけど、昨日のうちにすべき事は終わっていたので、午後三時半の飛行機に乗るまで時間を潰さなければならない。で、10時45分からの映画を見ようと思いついたはいいがそれまでどうしようかと思案するチェックアウト後の午前9時。フラフラと駅前にでるとチンチン電車が走ってきて、なんだか蛍茶屋行きと書いてある。つい乗ってしまいウチから麓に降りたところの駅に降り立つ。まだ一時間半くらいあるよ。まあ、この坂を登って龍馬のブーツや亀山社中を見たってバチは当たるまいよ。

で、ふと気づくとまたまたウチの前。わたしゃ人を驚かせることがこよなく好きなタイプなので、近所の奥さんが洗濯物干してたら驚かせてやろうと思いながら行ってみたら、奥さんちゃんと洗濯物を干していた。なので、そーっと顔を覗かせたら奥さん目をシロクロ。まあ当たり前だわな。ひとしきり近況報告して、もう一軒襲撃。どちらも暖く迎えてもらって昨日からのメロウな気持ちが吹っ飛んだ。ホテルでウジウジしてないで出歩いてみてよかった。駅に帰って「ビッグ・フィッシュ」。人生おおげさにした方がよいに決まっているという映画で、昨日からの心の変化の流れに乗って感動の嵐。

と長崎を満喫して帰ってきた。研究以外の仕事がないってだけであれだけ文句言っていた長崎もよいものに思えるのだなあ。