海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

箱舟

昨日のうちに二日分の晩御飯を作っていたわけだが、朝ごはんと上の子のお弁当は手付かずだ。そんなわけで6時起きでご飯炊いて昨日の残りで上の子に朝食食べさせ、平行して小松菜と豚肉のオイスターソース炒めを作る。高校生男子向けの茶色い弁当だ。上の子の出発は710で、車で送っていけと言われる。なぜかね?と聞くと、雨が、と言う。げ、確かにすごい強い雨じゃん。で車で出るとすでに道はうっすら冠水してるじゃん。ウヒョーと思いながら駅に送り帰ってきて食器とか片付けてると、ぶーちんが起きてくるのでソーセージ焼いて食べさせ、昨日の洗濯物を畳んで今日のを室内干し。するうちぶーちんも出かけるので、私はコーヒー飲んで少し雨脚が弱まったところで地獄の木曜日のためにウチを出る。で、近くの川を渡る橋の上で、濁流が下を流れているじゃないか。あーちょっと待てよ。一昨日の予報で計算したら今日は1日で300mmほど降るんじゃなかったか?昨日の予報では降水量は下方修正されてたから安心してたけど、一昨日の予報通りになったら、そして今すでにこの水量になってるのだったら、これから明日に向けてが雨のピークだと言うのに、この川持たないんじゃね?と不安になる。洪水になっても、ウチは二階建てだから家の中にいれば死ぬことはないのだろうけれど、問題は庭のカメ。水に浸かったら塀の隙間とかから出て行っちゃうよなあ。ニャーコちゃん達と違ってそうなったら帰ってきてくれないよなあ。さあどうする?今なら庭にいるのを捕獲して二階のベランダに避難させることもできるが?と10秒ほど濁流を見ながら悩むわけ。いやしかし、今ここで引き返したら30分は失うわな。そしたら3時間目の準備が午前中にできなくなって、と言うことは5時間目の準備をする時間がなくなってしまう。そのコストを払うべきほどに洪水のリスクが高いかというと、ちょっと確信が持てない。ということで、楽観シナリオにかけるぞオレは、と、再び駅に向かって歩くわけ。今日はなんせ足元はコーナンで買った長靴を装備だ。歩くのに不足はない。で、研究室に着くと、ウチの町の小中学校が全て休校との報が入ってくる。給食は食べさせてもらえるとのことなので、私が対応すべきことがないのが幸いだった。もしそうでなければワンオペの中、詰んでたところだ。いやというか、洪水の危険のある中、子供を1人で家に置いとくなんてイヤだよなあ。災害の可能性のあるときはみんな仕事休もうよ。と言ってもせんないので、2-3時間目と講義をこなして、4時間目は会議に出かけ、疲労が出始める中5時間目、と、唯一の受講者から、雨で鉄道が止まってるので行けませんとの連絡が。おおおこれは干天の慈雨。ありがてえええ、と、机で5分ほど仮眠して回復。っていうか、そうと知ってればカメの避難に帰れば良かった。。。で再び会議で20時まで。なんで洪水のリスクのある中こんな時間まで残業代もないのに雑用せなあかんねんな。ともかく冷えたお弁当食べて帰ってくると21時を回っている。ああ良かった何事もなくウチに戻れてちゃんと子供達もウチにいたわ。上の子も今日は普通に帰ってこれたらしい。ああホッとしたわ。子供達は、そんな私の心配など知る由もなくのんびり過ごしてる。良かったなあ。どうでもいいけど、上の子はこんな雨の中でも体育の授業が水泳だったそうで。頭おかしい。で、食器洗って生乾きの洗濯物畳んで、風呂入ってから新たに洗濯して、明日の朝ごはんとお弁当の算段整えてやっと23時ごろに一息。また外は雨脚が強まってきて、予報だと明日の朝までが雨のピーク。やっぱりカメ避難させようかと思うけど、今度はこんな強い雨の中外出られへんわと思い、加えて夜だからカメを見つけられない可能性もあるわけで、再び楽観シナリオに依拠して、川が溢れませんように、と祈りながら床につく。