海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

毎日新聞の不思議

一晩寝て角度の検定を見直してみたら、手計算(というか表計算ソフト上でのセルの指定)が間違っていたことが判明。計算機は間違わない!というわけで、軽い論文になるかと思っていたネタがオシャカ。とほほ。


仕方ないので別の論文のために文献を読む。カケスが餌を選ぶ時の行動をBest of N, flexible threshold, Comparative Bayesルールのどれが最も良く説明できるか?という論文(Am Nat. 2004 Feb;163(2):263-76)。Comparative Bayesの当てはまりがよい、というのは良いのだけれど、これが、わざわざ統計手法における帰無仮説の否定という手法とモデル選択の手法のアナロジーを使って書かれていて、もちろん昨今の風潮に従いモデル選択の手法が優れていることを滔々と弁じている。こういう論文の書き方ってよいのかしらね?


さて、先月から新聞を朝日から毎日に変えている。時々朝日に乗る妙な論調の記事に苛々することが無くなって、毎日は教育関連や環境関連の記事が充実しているので満足している。関西にいた頃は毎日読んでたし。それはともかく新聞屋さんに聞くと、私の住んでいる集合住宅の50軒ほど世帯のうち、毎日を取っているのはたったの2軒しかないとか。紙面は薄いし、折り込み広告もわずかだ(それはありがたいんだが)。毎日って限りなく関西ローカル紙に近いんだろうか。そういえば、毎日新聞のWeb siteのお天気欄は大阪がデフォルトだなあ。


教育者を悩ますインターネットリサーチ
外国発の記事。この手のものによく見られるように、後半何が言いたいんだかよくわからなくなっているが、

Googleで検索して結果をスクロールし、クリックしてコピーする。近ごろの学生がネットでリサーチをするとき、彼らはほとんどこのステップしか踏んでいないのではないかと、大勢の教育者が悩んでいる。
というところは、いずこも同じであることだなあと嘆息。