海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

行き違い

近くの神社の池はミシシッピアカミミガメ天国であるのだが、クサガメもイシガメもいる。ということで、潜水動物なら海女さんでも研究対象だというMぺさんが池の様子を見に来る。なんでも三種混在している場所で潜水行動の違いを見たいとか。もしMぺさんがここを調査地にして、私が上野原を調査地にしようものなら、効率の悪い事甚だしい。

私らのようなフィールド依存型の研究をしていると、ときどき「あの地方の生き物を腰を落ち着けて研究してみたいなあ」などと思うことがある。そのとき、その地方に職の空きがあれば、移籍をすればよいのであるが、世の中早々都合よく行くものではない。でも、ひょっとしたらその地方にも「関東を調査地にしたい」と思っているマクロ生物学者がいるかもしれないじゃないか。ということで、相互の大学間で教員のレンタル移籍の様な制度を作れば(つまり教員を交換するけど、所属はそのままにしておいて数年経つとまた元に戻すような)、教員にとってもありがたいし人事交流にもなるしで、結構良いんじゃなかろうか。

そのままMぺさんは我が家泊。