海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

長崎は今日は晴だった

最終日。行動学会では通常の講演に加えてラウンドテーブルという集会があって、ここ数年は大会ごとに二件ほど開かれていたのだけど、今年は突然7件に急増。こうなると当然にスケジュールはキツキツになるわけで、今日の午前中はポスター発表とラウンドテーブルが完全に平行している。で、まだポスター全部見切ってないんだけど、ラウンドテーブルも面白そうだし、と、そうなると座って聞ける楽な方を選んでしまう中年の私と言うのがいるのよね。種間・種内関係を統合して考えないと、って話、チーターだけじゃなくってコンフリクト一般に拡張して性的対立とその解消とかも同じ枠組みで扱えるのかなあと思ったりした。そして二つ目のラウンドテーブルを途中で抜けてS宮さんと研究打ち合わせして今年の行動学会も終わり。ここ数年「変な」発表が増えてきたなと感じてたんだけど、今年は更にその傾向が強まってきたと思う。基礎研究において「変」な研究が一定数あるのは歓迎すべき状況だと私は思うのね。そう言うのが増えてきて、私的には最近の行動学会ってとっても楽しいのよ。やっぱり研究ってこっちの認識を揺さぶられてナンボよね。という事で惜しみながらも会場を後にして、宝町の旧プリンスへ。長崎時代のお友達とランチをしているヨメサン子供と合流する。私もお会いするのは久しぶり。で、電車で新大工に向かい階段を上って亀山社中。実は初めて入るのだけど、キレイに整備されていた。どうでも良いけど、ヨメサンはこないだウチの子をブルース・リー映画に連れていって、以来上の子に体を鍛えるモチベーションが備わったらしい。と言う事で階段をぶーちん背負って登るわけよ。トレーニング。ヒーフー言いながらも駆け上がる上の子も順調にデクノボー男子として成長している事が伺われる。そう言えば、私とヨメサンも階段を上って息が切れたりしない事に気がつくわけ。昔は登るたびに死にかけてたわけだが。これってつまり最近のウォーキングの成果なわけ?って事は、私とヨメサンは30代20代だったころより今の方が体力があるって事かしらん?当時はよっぽど運動不足?

そして昔の家に。金魚屋さんの敷地の中に住まわせてもらってたのだけど、私らが長崎を去ってから大家さんが亡くなって、金魚屋も廃業。たくさん金魚のいた池も廃虚になっていた。合掌。そして風頭公園に上がって龍馬像のところに行くと、もう雲ひとつなく晴れ渡る空に長崎港が一望できて、最高の天気だった。終わり良ければすべて良し。で、いつもの階段の道を街に降りてきて、ホテルで預けていた荷物をピックアップして駅に。今回帰りは連休と言う事で飛行機の安い便がなかったので、またあったとしても大人だけで子供は正規の料金とほぼ変わらず、それって鉄道の大人一人分より高いので、鉄路で帰る。で、たまたまY田さんも同じ時間に長崎を離れると言うので、じゃあ一緒に乗りましょうと待ち合わせ。ちょうど私らの席の横に空席があったのでそこを確保していると、Mぺさんが現れる。S原さんと待ち合わせしてて、今から飲みに行くのだとか。という事で図らずも大集合となる。何度も言うけどこういうのって嬉しい。

で、かもめに乗るわけだが、晩ご飯は車中になるので駅弁を求めるも長崎駅では売り切れ。新鳥栖で新幹線に乗り換えるのだけど、かもめが遅れて乗り換え時に買う事も能わず。博多の乗り換えは7分しかないけど、ここでやるしかない、と走ってみたらば、またもや売り切れ。やむなく車内販売に最後の希望を託すと、なんとか4つ分あるとの事でホッとする。だけどぶーちん爆睡中で最後まで起きなかったので3つで良かった。みずほに初めて乗ったけど快適ね。という事で帰ってきた。いやー、学会も充実していたし、観光も少ししたし、懐かしいところ懐かしい顔とも再会できたし、楽しかったですのよ。