海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

みんなで渡れば怖くない

採点終了。結果を成績原簿に転記して前期も締め。試験を受けた者のうち、20から25%が不可という結果に。教養の科目として、これが厳しいのかどうか私にはよくわからないが、レポートで採点した去年はおよそ1/3を不可にしたのだから、単位を取ると言う点では易しくなったのである。今年は受講生が去年の2/3に減少していて、それはレポートによる評価から試験による評価に変更した影響だと推定している。おそらく彼らは試験だといい点が取れなくて単位を落としかねないがレポートなら出せば単位がもらえると思っているようで、それで試験を嫌うのだろう。しかし、残念ながらそういう学生達の思惑は浅慮と言わざるを得ない。

ポイントは、試験だとほとんどの人がいい点が取れないというまさにそのことにある。であるからして、出来が悪いからと言って落としていてはほとんど単位を出せなくなるわけだ。かくして、白紙解答に近い人だけを落とす事になって、それは多くの場合少数だ、とこういう事になる。学生諸君においては、是非とも表面的な刺激に反応するだけでなく、世の中の動きには複雑な要素が絡み合っている事を理解して行動していただきたい。。なーんてね。