海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

人見知りの嗅覚

昨日の続きでデータ起こしに取り組むものの、どうも結果が安定しない。で、よくよく見ると、なんと私が欲しいデータを取るには写真の解像度が悪すぎる!写真上で1000ピクセルの長さの縦糸を測定したとして、わずか1-2ピクセルしか伸びてない!これじゃあちょっと誤差なのか本当の値なのか判然としない。。っていうか、私の仮説は元から見当外れだったのかも。。


がっかりしていると、建物の外壁塗り替え工事からくる塗料の匂いがきつくなってきて、こりゃたまらんと昼過ぎに撤退し、子供二人を連れ(というか一人を背負ってもう一人の手を引いて)近くの公園に。するといつもは人見知りで他の子がいるとじっとその様子を観察するだけの上の子が、珍しく知らない子と遊んでいる。これは?と思い観察していると、その子はウチの子よりもっとおとなしい様子。人見知りというものは同種の人間をかぎ分けて近づく能力に長けているものである。私も初対面のお母さんたちと世間話。


最近上の子は電話が鳴ると飛んでいって出てくれる。出るといっても、そこはまだ二歳児である。相手が誰であろうが、今お気に入りの怪獣の事を説明したりして、まっとうな会話になりゃしないのであるが、我が家に電話をかけてくるのはたいがい血縁筋だから別に構わないのである。ところが、間違い電話がかかってくるとちょっと申し訳ない。今も電話が鳴ったのだが、寝所に入っていた上の子が飛び出してきて、しばらく「今、寝てたの。今、寝てたの」とか、ひとしきり喋っている。「おおかた伯母ちゃんあたりがかけてきたに違いない。あそこは子供がいないから時々こんな時間にかけてくるんだよなあ」とか思っていると、子供が不思議そうな顔をして「おとうたん」って受話器を差し出してくる。で「はい、もしもし!」とやったはいいが「あのー、野村さんのお宅ではないでしょうか?」とか言われて「すいませんすいません。子供が出たもんで」と平謝りの午後9時15分であった。